茶道-炉(薄茶と濃茶)-
2013年 12月 10日
薄茶は内容的には新しいことは何もしなかったので、順調にお稽古できました♪
12月になったのでお道具は新しいものが出されていました。
二十四節気の一つである大雪も過ぎ、本格的な冬の到来ということで雪をあしらったお道具が多かったです。
中でも、棗は11代玄々斎好写の豊兆棗(ほうちょうなつめ)だったのですが、黒漆に雪花の蒔絵が素敵で印象に残りました。
描かれているのは冬のものですが、「豊兆」とあるので実りの季節に使っても良いそうです。
茶碗で今まで見たことがなかったものとしては、筒茶碗と沓茶碗(くつぢゃわん)があったので、今日は沓茶碗のほうを使ってみました。
歪みがあるのことが沓茶碗の特徴ですが、端正な形の茶碗に慣れているので少し点てにくいなと感じました。
今日の濃茶稽古の目的は、先生のお点前を拝見することと濃茶を戴くにあたっての作法を確認することでした。
濃茶は前回飲んだ時は凄く苦かった記憶がありちょっと苦手だなぁと思っていたのですが、今日戴いたものは意外と苦くなく寧ろ甘みを感じ飲みやすく、美味しかったです♪
一緒にお稽古している方達も久しぶりの濃茶ということで、先生が今日は薄めに練って下さったそうなので飲みやすかったのかなとも思いますけど。
先生曰く、濃茶の濃さは京都の方と東京の方ではかなり違いがあるらしく、東京は薄めなんだそうです。
でも、先生は京風でお稽古すると仰っていたので次回からは今日と比べるとかなり濃くなるようです...
お稽古をしてみて、濃茶はお客様同士で呼吸を合わせる事が大切になりそうだなと思いました。また、薄茶の時よりも隣の方に対する気遣いができるかが問われるなぁとも。
次回も薄茶と濃茶のお稽古をするそうです。
濃茶に関しては知らないことも一段と多くなるので、次のお稽古が楽しみです。