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草木染~絹地~

つまみ細工を作るために植物染料で絹を染めました。
使った布地は祖母から貰った絹でけっこう薄手の。
今回使った染料は2種類です。

草木染~絹地~_c0293456_21020086.jpg

こちらを染めたのはすおう(チップ)。
ピンクの方がアルミ媒染、臙脂色の方は銅媒染です。

草木染~絹地~_c0293456_21021802.jpg

こちらはえんじゅ(花蕾)で染めました。
クリーム色がアルミ媒染、黄色は銅媒染。
写真だと黄色だけど、実物は絹の光沢が合わさって金色に近い感じでした。

植物染料での染は何が大変かっていうと、とにかく時間が掛かること。
染料を煮出すだけで約3時間。
染液が出来たら、染色→水洗い→媒染の順番で作業をするのですがこれが約1時間ぐらい。
この工程は何回繰り返すという決まりがあるわけではないですが、発色のこととか考えたら染液から色がなくなってきてもうこれ以上浸しても意味がないなというところまでするのがベスト。
そうなると、だいたい4~5回は繰り返すことになります。

こんな感じなので丸1日頑張っても染められるのは2~3色。
それでも、草木染では化学染料には出せない暖かみがあって深みのある色が出せるのと、煮出す時のPHや媒染剤によって様々に色が変わるのが楽しくてやめられないなと思うのです。

by Sissy50 | 2017-08-20 22:13 | アート

日常を思いつくままに切り取って…


by Sissy50